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共同住宅の幹線用ケーブルの壁貫通部防火措置工法として
「イチジカン®-マルカベマンションタイプ」を新発売
〜ケーブル導体サイズ200mm2まで適用可能、設計の自由度向上に貢献〜

株式会社古河テクノマテリアル(本社:神奈川県平塚市、社長 中村信之、資本金:3億円 古河電工出資100%、以下当社)は、共同住宅の壁を幹線用ケーブルが貫通する場合に必要とされる「(一財)日本消防設備安全センター評定」を取得した、ケーブル貫通部防火措置キット「イチジカン−マルカベマンションタイプ」を、5月21日より販売開始しました。

オフィスビル等で多くの納入実績のある防火措置キット「ニジカン-マルカベ」をベースに、シール材の使用方法の見直し等を行い、共同住宅の壁で最大導体サイズ200mm2までのケーブル貫通が可能となります。共同住宅の電気室からパイプスペースへ伸びる幹線用ケーブルの貫通部などでの使用が見込まれ、設計の自由度向上に貢献します。

従来の配管貫通用の製品と合わせて幅広いラインナップを取り揃えることにより、近年増加している大型タワーマンション向けに売上げ拡大を狙います。

  施工例


評定制度の概要

建築物では、法で規定された部分を防火区画とすることで火災による延焼被害を最小限に止めることが求められますが、防火区画をケーブルや配管が貫通する場合には、延焼防止に係わる規定に基づいた耐火性能を満足する構造であることが必要となります。

規定としては、オフィスビル・病院・工場などを対象に建築基準法の「国土交通大臣認定」があります。共同住宅ではより厳しい性能が求められ、消防法における共同住宅の消防設備設置基準に関連した省令・告示に適合することが必要で、「(一財)日本消防設備安全センター評定」があります。


開発の背景

当社では、「(一財)日本消防設備安全センター評定」を取得した共同住宅の壁・床を貫通する防火措置キットとして、設備配管用の「イチジカン-HOLD」「ヒートメル-サイレンス」「ニジカン-APW」「ニジカン-APF」がありますが、幹線用ケーブルが貫通する部分への適用製品はありませんでした。

通常、共同住宅で電気室からパイプスペースへ伸びる幹線用ケーブルは、ピットを経由して敷設されております。近年、土地の有効活用のために共同住宅の大型(タワー)化が進む中で、設計の自由度を持たせるために、幹線用ケーブルを迂回せず直接壁を貫通してパイプスペースに収める敷設方法が求められるようになりました。

そこで、この幹線用ケーブルの貫通部分に適用できるものとして、既に防火区画貫通部の「国土交通大臣認定」を取得している「ニジカン-マルカベ」を改良し、2008年12月に「(一財)日本消防設備安全センター評定」を取得し、このたび「イチジカン−マルカベマンションタイプ」として販売開始することとなりました。


「イチジカン−マルカベマンションタイプ」の特長
本製品は以下の特長があります。
  1. 建築基準法および総務省令・告示への対応製品
    ・国土交通大臣認定(1時間耐火、壁工法 : PS060WL-9068)
    ・(一財)日本消防設備安全センター評定(共住区画 壁工法 : KK20-022号)
  2. 適用ケーブル最大導体サイズ200mm2までの貫通が可能
  3. 最大開口サイズφ100mmまで3品番の品揃え
  4. コンクリート壁厚さ100mm以上に適用可能
  5. 1開口に必要な材料を一式にしたキット製品です
商品名 「イチジカン−マルカベマンションタイプ」
販売単位 1組/1箱
標準価格 品番 MKM-50 : 5,500円/箱
品番 MKM-75 : 8,000円/箱
品番 MKM-100: 11,000円/箱


共同住宅への敷設例


 

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