当社では、「(一財)日本消防設備安全センター評定」を取得した共同住宅の壁・床を貫通する防火措置キットとして、設備配管用の「イチジカン-HOLD」「ヒートメル-サイレンス」「ニジカン-APW」「ニジカン-APF」がありますが、幹線用ケーブルが貫通する部分への適用製品はありませんでした。
通常、共同住宅で電気室からパイプスペースへ伸びる幹線用ケーブルは、ピットを経由して敷設されております。近年、土地の有効活用のために共同住宅の大型(タワー)化が進む中で、設計の自由度を持たせるために、幹線用ケーブルを迂回せず直接壁を貫通してパイプスペースに収める敷設方法が求められるようになりました。
そこで、この幹線用ケーブルの貫通部分に適用できるものとして、既に防火区画貫通部の「国土交通大臣認定」を取得している「ニジカン-マルカベ」を改良し、2008年12月に「(一財)日本消防設備安全センター評定」を取得し、このたび「イチジカン−マルカベマンションタイプ」として販売開始することとなりました。 |