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ケーブル・バスダクト防火区画貫通部措置キット
「ロクマル」シリーズの適用範囲を大幅拡大
ケーブル・バスダクト防火区画貫通部措置キット

ロクマル

国土交通大臣認定番号一覧
ケーブル貫通部 角穴 PS060WL-0231
丸穴 PS060WL-0293 NEW
角穴 PS060FL-0232
丸穴 PS060FL-0050
バスダクト貫通部 角穴 PS060WL-0233
PS060FL-0221

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ロクマル
施工例(中空壁 壁厚100mm以下)

   古河電気工業株式会社と株式会社古河テクノマテリアル(本社:神奈川県平塚市、社長中村信之、資本金:3億円古河電工出資100%)は、ケーブル防火区画貫通部の防火措置キット「ロクマル」の小開口部(丸穴)用キット(品番:MB-50,75,100,125,150)について、新たに国土交通大臣認定(1時間耐火)を取得し、今年度当初より行なってきた「ロクマル」シリーズの大幅な適用範囲の拡大を完了しました。【国土交通大臣認定番号PS060WL-0293】2006年度で、約5億円(4,000万円/月)の販売を見込んでいます。

開発の背景と特長
 ケーブルが建築物の防火区画となる壁や床を貫通する場合は、所定の性能を有していることを認定された防火措置工法で、当該貫通部を塞ぐことが建築基準法で義務付けられています。
 従来は、施工対象となる壁の種類や材質、開口部のサイズなどによっては該当する認定工法が無く施工できない、または同じ工法で施工できないなどの問題点がありました。そこで当社は防火措置キット「ロクマル」シリーズにおいて、大幅な適用範囲の拡大を図ってきました。
 大開口部(角穴)用キット(品番:TB-003〜024)については認定を取得し、昨年4月に発売したのに続き、今回は小開口部(丸穴)用キット(品番:MB-50〜150)について認定を取得しました。今回の範囲拡大によりいずれとも、RC壁、ALC壁、中空壁等の構造や材質にかかわらず、国土交通大臣認定を取得した耐火壁全般への使用が可能となりました。また、収容ケーブルのサイズと収容量のアップ、高圧ケーブルやバスダクト、合成樹脂製可とう電線管の混在への対応など、ますます利便性が向上し、「ロクマル」シリーズは従来以上にオールラウンドな工法となりました。

適用範囲拡大の主な内容
(1)小開口(丸穴)用キット (品番:MB-50〜150、5品番)
認定・適用条件の変更部分
  1. 施工できる対象が、中空壁をはじめ国土交通大臣が認定した耐火壁の全般になりました。(壁貫通部)
  2. 高圧ケーブルおよび導体サイズ325mm2ケーブルへの施工が可能になりました。(壁貫通部)
  3. 収容ケーブル量が占積率31%にアップしました。(壁貫通部)
丸穴工法の認定番号
ケーブル貫通部 丸穴 PS060WL-0293 NEW
PS060FL-0050
(2)大開口(角穴)用キット (品番:TB-003〜024、11品番)
認定・適用条件の変更部分
  1. 施工できる対象が、中空壁をはじめ国土交通大臣が認定した耐火壁の全般になりました。(壁貫通部)
  2. いずれの壁、床においても、適用開口面積が0.6m2と最大になりました。(壁・床貫通部)
  3. 新たにバスダクトへの施工が可能になりました。(壁・床貫通部)
  4. 高圧ケーブルや合成樹脂製可とう電線管の混在へ対応しました。(壁・床貫通部)
角穴工法の認定番号
ケーブル貫通部 角穴 PS060WL-0231
PS060FL-0232
バスダクト貫通部 PS060WL-0233
PS060FL-0221

従来の適用範囲
区分 構造 角穴に施工できる貫通物 最大開口サイズ
低圧
ケーブル
高圧
ケーブル
合成樹脂製
可とう電線管
バスダクト 0.6m2 丸穴
(φ160mm)
鉄筋コンクリート × ×
薄石膏ボード1重 × × ×
中空石膏ボード × × × ×
ALCパネル × × × × × ×
セメントパネル × × × × × ×
その他市販壁全般 × × × × × ×
鉄筋コンクリート
(鋼製スリーブ有り)
× × × ×
鉄筋コンクリート
(鋼製スリーブ無し)
× × ×


拡大した適用範囲 ※丸穴の場合、施工できる貫通物は、ケーブルのみです。
区分 構造 角穴に施工できる貫通物 最大開口サイズ
低圧
ケーブル
高圧
ケーブル
合成樹脂製
可とう電線管
バスダクト 0.6m2 丸穴
(φ160mm)
鉄筋コンクリート
薄石膏ボード1重 ×
中空石膏ボード
ALCパネル
セメントパネル
その他市販壁全般
鉄筋コンクリート
(鋼製スリーブ有り)
×
鉄筋コンクリート
(鋼製スリーブ無し)

「ロクマル」の特長
 「ロクマル」工法は、前述のオールラウンドな適用範囲に加え、施工性に優れており、防火措置の施工ならびに維持管理を容易に実現することを目的に開発したものです。
(1)維持補修工事、法遵守上のメリット
  1. 法規を遵守した防火管理が確実な工法
    新築はもとより、既存建築物におけるケーブル引替え工事に伴う、防火措置の日常的な維持管理およびその作業指示が容易で、維持管理に伴う費用も低減できるため、法規を遵守した防火管理を確実に行うことができます。
  2. 簡単で再利用が可能、バラツキの少ない施工性
    解体や復旧が行ないやすくメンテナンス作業も容易で、施工の専門性や技能によるバラツキの無い工法です。したがって建物や設備の防火機能を常に維持できます。
  3. 適用可能な防火区画の種類が広範囲
    貫通部工法は貫通する壁等の種類に応じてそれぞれ認定が必要ですが、「ロクマル」は構造・材質・壁厚等を問わず、耐火の認定を取得した壁全般において適用できるよう認定を取得しており、様々な貫通部形態が想定される既存建物の補修工事に最適です。
(2)環境に対するメリット
 「ロクマル」はケーブル増設・撤去工事毎に繰り返し使用できるため、従来では取り壊しの度に大量に発生していた廃材が出ないほか、新たに必要とする材料も最小限に抑えられ、ゴミの低減やリサイクルの観点からも環境に優しい技術であり、経済的にも効果があります。
 また従来の代表的材料であるけい酸カルシウム板は、切断加工の際に粉塵が大量に発生するため周囲を汚すだけでなく、健康面での吸入対策としてマスクなどを着用する必要がありましたが、「ロクマル」では作業環境・健康面の両方において改善が図れます。

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