古河電気工業株式会社と株式会社古河テクノマテリアル(本社:神奈川県平塚市、社長 高田誠之、資本金:3億円 古河電工出資100%)はこの度、ケーブルの区画貫通部防火措置キット「ロクマル」で、一般ビル建築物等で採用が増えている薄壁(片側石膏ボード21mm 2枚張り=42mm以上)貫通部防火措置工法の国土交通大臣認定を業界初で取得しました。
現在、高層ビル・病院等の建築物内のパイプスペース、機械室、階段室等において、片面石膏ボード構造の1時間耐火壁(最薄42mm)を間仕切りとして使用するケースが増えていますが、今までこのような壁で国土交通大臣認定を取得したものは1つもありませんでした。
当社では、いち早くこれらの市場に着目し、2002年6月に発売開始した熱膨張機能材を用いた耐火ブロックによる新工法「ロクマル」で初の国土交通大臣認定の取得に成功しました。
なお、ロクマルは、新しい防火処置工法としての優秀性を、第20回神奈川工業技術開発大賞の受賞という形で認められると同時に、"ロクマル"シリーズは、壁工法(厚さ42mm以上)及び中空間仕切壁工法、床(鋼製スリーブ有り/無し)工法と丸穴小開口部工法(壁・床)、金属ダクト工法での9バリエーションが揃い、あらゆる貫通部に対応できるようになりました。
ロクマル60の特長
- 従来工法で多用されてきた珪酸カルシウム板を使用しないため、電動工具による面倒な切断作業は不要で、粉塵の発生もなく施工や後始末も簡単
- 壁の片側からだけの作業で容易に施工でき、大幅な省力化が図られる。
- 必要な材料が全て一式になっている便利なキット品であり、軽量で運搬が容易である。
- ケーブルの増設・撤去作業も極めて容易。メンテナンス性に優れる。
- ハロゲンフリー材料を使い、火災時にハロゲン系ガスやダイオキシンなどの有害物質を発生なし。
- 従来工法に比べて残材・廃棄物が大幅に減少、環境への負荷が低減。
- 工場(既存建物)等の延焼防止対策としても有効。
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