この度、古河テクノマテリアルは改正建築基準法対応 ケーブルの区画貫通部防火措置材「ロクマル60」を日本で初めて開発・発売しました。
ケーブルが建築物の防火区画となる壁や床を貫通する場合は延焼防止措置を行うことが旧建築基準法でも義務付けられていましたが、当社は防火措置材を国内で最も早く、1978年からキットとして製造販売してきました。
2000年(平成12年)6月には建築基準法が改正され、新法に基づく性能基準の60分耐火に沿って、熱膨張機能材を用いた耐火ブロックによる新工法を開発。指定性能評価機関による性能評価を経て、今年5月末に改正建築基準法に準拠した国内初の国土交通大臣認定を取得しました。
新工法は、区画貫通部の防火措置施工を大幅に簡素化できることとに加え、環境にも配慮しており、「ロクマル」ブランドのシリーズ製品として順次発売していきます。
「ロクマル60」の特長
- ケーブル貫通開口部にブロック状の防火機能材を詰めるだけ。
- 従来工法で多用されてきた、けい酸カルシウム板を使用しないため、
電動工具による面倒な切断作業は不要で、粉塵の発生もなく施工や後始末も簡単。
- 壁の片側からだけの作業で容易に施工でき、大幅な省力化を実現。
- 必要な材料が全て一式になっているキット品で、軽量なため運搬が容易。
- 施工が容易だけでなく、ケーブルの増設・撤去作業も極めて容易。
- ハロゲンフリー材料を使い、火災時のハロゲン系ガスやダイオキシンなど
有害物質の発生なし。
- 従来工法に比べ残材・廃棄物が大幅に減少、環境への負荷が低減。
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